神戸ボイストレーニング
HS DREAM
BLOG
神戸ボイストレーニング
HS DREAM
BLOG

歌唱において、演者の個性を最も強く表現できるのが フェイク(アドリブ)歌唱 です。
フェイクと聞くと「プロだけができる技術」「音楽理論が必要」と思われがちですが、実は正しいステップを踏めば 初心者でも必ず習得できます。
フェイク・アドリブは、
と考えている方にとって避けて通れない技術です。
しかし、闇雲に「適当に音を変えてみる」だけだと音程が不安定になったり、不自然になったりと逆効果になります。
大切なのは、
原曲の流れに沿って、曲のストーリーに合ったフェイクを入れること
本記事では「フェイク・アドリブを入れるための基礎」「ジャンル別の表現方法」「実践練習」まで、初心者でもできるステップで解説していきます。
まず言葉の整理をしておきます。
用語と意味
・フェイク:既存のメロディを変えて歌う技法
・アドリブ:即興的にその場で表現する技法
・装飾的歌唱(メルト、ターン等):メロディに装飾を加えるもの
つまり 「フェイク=メロディアレンジ」
その中でも自由度の高い即興的なものが アドリブ と呼ばれます。
これを理解することが最初の一歩です。
フェイクが難しい最大の理由は、
だからです。
初心者が陥りやすい失敗
失敗例と原因
・音が外れる:スケールを理解していない
・不自然になる:原曲の流れを無視している
・くどい・しつこい:入れる位置が多すぎる
・色が変わらない:感情を乗せていない
フェイク・アドリブは “適所に入れる” 技術 なのです。
フェイクで使われる音は ルールの範囲内 にあります。
ジャンルとスケール
・R&B / POP:メジャースケール
・ゴスペル:メジャーペンタトニック
・ソウル:ブルーノート
・Jazz寄り:ドリアン、ミクソリディアン
特に メジャーペンタトニック はフェイクに最適で、
初心者でも使いやすい構成です。
練習法例
原曲キー C の場合:
ド レ ミ ソ ラ(シ を抜いたスケール)
この中で音を “揺らす” だけで、十分フェイクになります。
曲の構造とフェイク適正
・Aメロ:少なめ
・Bメロ:強調
・サビ:原則控えめ
・ラストサビ:個性を出す
・フレーズ終わり:最も自然
最初からフェイクを連発すると「崩している」「遊んでいる」印象になる
→ 曲の後半に向けて少しずつ増やすのが安全
音を増やすより、“意味を届けること” が優先
フェイクにはパターンがあります。
難しい理論は不要、型を覚えれば応用できます。
原メロディ:♪ ラー
フェイク:♪ ラ – シ – ド
→ 力強い印象に
原:♪ ソ
フェイク:♪ ソ – ミ – レ
→ 切なさや余韻を出せる
原:♪ ミ
フェイク:♪ レ – ミ – レ – ド – ミ
→ R&B、ゴスペルで多用
「会いたい」→「あぁ〜い〜たぁぁい〜」
→ 言葉の余韻で魅せる
ジャンルと特徴と入れるポイント
・R&B:滑らか、連続:Aメロ〜Bメロ
・POP:シンプル:歌詞が終わる箇所
・ゴスペル:スピリチュアル:ラストに感情込める
・Jazz:即興性重視:全体に散りばめる
特に R&B 系は ゆったりテンポの方がフェイクが映えるため、練習曲としておすすめです。
例:ハミングで歌う → 「あ」で歌う → 歌詞で歌う
→ 音程の芯が安定し、フェイクが美しくなる
いきなり崩すのではなく
「1ヶ所だけ変える」 こと
→ 成功しやすく、バランスが良い
→ これがアドリブの入り口
できれば3ジャンル以上参考にすると良い
→ 引き出しが広がり、模倣からオリジナルへ進化
失敗例と改善方法
・たくさん入れすぎ:“余白” を恐れない
・速すぎ:ゆっくりで十分
・歌詞がぼやける:母音だけで練習
・音程ブレ:スケール練習が必須
・センスがない気がする:パターンは習得できる技術
フェイクは 声のパフォーマンスではなく、感情描写の延長
この意識を持てば違和感が消えます。
YouTubeでのカバー、ライブ、オーディション…
いまの時代、
ただ「正しく歌うだけの歌手」は溢れています。
フェイクは、
になるため、
プロ志望者は必須の技術 です。
フェイク上達 3ステップ
・スケールを理解する
・パターンを覚える
・適所で使う習慣
フェイクはセンスではありません。
「覚えて使えばできる技術」です。
一緒に歌いながら、実際の曲でフェイクの入れ方を指導できるのは HS DREAMの強み です。
まずは一度、課題曲を使ってアドリブのパターンを身につけてみましょう。
Copyright © 2026 ボイストレーニング HS DREAM All Rights Reserved.
神戸市灘区森後町2丁目1番9号 グランディアみなと神戸六甲館5F TEL 078-584-1927